「どんなに障害が重くても、地域で安心して暮らしたい」「働きたい」・・・そんな利用者や家族の願いのもと、1979年に府中市肢体不自由児者父母の会により、無認可作業所としてスタート。
1992年に府中市から土地の無償貸与を受け施設整備を行い、身体障害者通所授産施設となりました。
2007年からは、生活介護事業に移行しました。活用する制度は異なっても、「どんなに障害が重くても、働くことを権利と位置づけ、一人ひとりが生きがいと誇りを持てる労働内容の保障」を行っています。
現在は41名の利用者が通い、木工、縫製、公園清掃などの作業の他、学習やクラブ、外出などの様々な活動を行い、たくさんの利用者の笑顔や活気ある声に毎日あふれています。
また、一人ひとりが地域の中で豊かな暮らしを築けるよう、様々な文化的活動の保障も行っています。
・バラエティ(週1回火曜午前)
・クラブ(月1回第4水曜1日)
・リハビリ(PT月3回・OT月2回)
・みんなの会(利用者自治会:不定期)
・ドリームワーク
(各班各部長会議:月1回)
・公園清掃
(府中市より受託の作業:週2回月曜と木曜1日)
★あおぞら班★
重症心身障害者といわれる人たちが、生きがいをもって、仲間とともに健康に過ごせるように、日々の取り組みを行っています。その中でも、①健康を守る、②生活を豊かにする、③労働への意欲を高める、という3本の柱を大切に、活動を行っています。
・作業:マスク、フェルト製品、受注の布製品などの製作
・体づくり:身体機能の維持や改善
・音楽:講師などによるピアノ演奏(月2回午後)
・グループ別:課題別に合わせた取り組み(週1回午前)
・自由選択プログラム:外出や希望に沿った取り組み(月2~4回)
★がんばる班★
4つの部に分かれた作業を中心とした活動の中で、一人ひとりが自信や誇りを高め、お互いに評価、尊重し合える集団作りを目指しています。また、作業の中で培った力を、作業以外の場面でも発揮できるように取り組んでいます。他にも、勤続20年を越える利用者にはゆっくり過ごす「のんびり」(週1回半日)の時間も設けています。
・木工部(3F) あおぞら班の利用者と共にミシン作業や木工製品の製作
・ふきん部(2F)きょうされんふきんの製作
・布製品部(2F)きんちゃく袋、エコバックなどの布製品の製作
・総務部(2F) 商品管理や販売準備など